前置胎盤の状態と種類

妊娠初期の活動

前置胎盤というのは、受精卵が着床した時に何らかの原因で子宮の下に着床してしまい子宮口を塞いでしまう状態のことを言います。

通常の妊娠ですと、受精卵が着床する位置は子宮の上側です。
しかし、前置胎盤ですと下に着床してしまうため妊娠出来る確立はとても低いのです。
また、妊娠してもお母さんと赤ちゃんへのリスクがとても高まります。

◆前置胎盤の種類は3つ

1胎盤の端っこが内子宮口に達してしまっている「辺縁前置胎盤」

2胎盤が内子宮口の一部を塞いでしまっている状態の「部分(一部)前置胎盤」

3胎盤が子宮口の全てを塞いでしまっている状態の「全前置胎盤」

赤ちゃんは子宮口が開いて産まれてきますから、その子宮口を塞いでしまっている状態ですと通常分娩は出来ません。

前置胎盤と診断された方の多くが、部分前置胎盤で、全前置胎盤と診断される方はとても少ないです。

胎盤が内子宮口から5センチ以上離れていれば異常はありません。
胎盤が子宮口にかかってはいないけれど5センチ未満だと低位(低置)胎盤と診断されます。

低位胎盤は前置胎盤に比べて問題はありませんが、妊娠・出産時の出血のリスクが高いとされています。

原因としてあげられているのが、人工妊娠中絶や帝王切開・その他の子宮の手術をしたことがある方です。
前置胎盤は初産の方よりも経産婦に多いということがあげられていますが、はっきりとした原因はまだ、解明できていません。

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