妊娠中の家事と健康管理

妊娠中の仕事

妊娠は、病気ではありませんから、妊娠に異常がないならば、出来る限り普通の日常生活を送るよう心がけたいですね。

むしろ、栄養の取りすぎや運動不足は肥満を招き、妊娠中毒症や難産の原因となります。

日常生活のなかで積極的に身体を動かすことで、妊娠中に健康な生活を維持できますし、分娩も軽くすることができます。

しかし、家事のなかで、中腰での姿勢で洗濯をしたり、しゃがんで草むしりをしたり、雑巾がけや、重いものを持ち上げる、といった、腹部に強い圧迫や緊張を与える姿勢や動作は避けましょう。

つま先で立って物を取ったり、長時間のミシンがけもよくありません。自転車での買物や長時間の立ち仕事、歩行、激しい階段の上り下りも控えます。

転倒の可能性がある動作は、しないように。
冷えすぎたり、暑すぎたりする場所での仕事や、長時間すごすことのないように注意しましょう。

また、妊娠末期になると、腹部が大きくなり、腰痛を起こしやすくなります。これは重心が前に傾いてしまいがちになるためです。

壁を背にして立ち、1日に数回、自分で姿勢を矯正するようにすると良いでしょう。
休むときには、仰向きかやや横向きにし、下腹部の下や膝下にまくらなどを置くと楽ですよ。

積極的に動くことは大切ですが、無理は禁物。疲れたらすぐに休息をとることが大切です。

栄養が労働のほうにいってしまい、胎児への栄養供給が少なくなると、胎児の発育を妨げます。流産、早産の危険も高まりますので、疲れない程度に動くことを心がけましょうね。

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