妊娠中の静脈瘤・下腿痙攣・立ちくらみ・貧血
妊娠中の健康管理
●静脈瘤(じょうみゃくりゅう)
妊娠中の静脈瘤は、子宮が大きくなるために脚部などの静脈が圧迫されることが原因で生じます。
予防としては長時間の立ち仕事を避け、休息や就寝の際には、脚の下にクッションを敷くなどして脚を高くして休みます。
また、市販の弾力性のあるストッキングや、包帯を巻くことも効果があります。
出産後は静脈瘤もなくなりますが、出産回数が多い人は戻りが悪くなる場合があります。
食事としては、糖質や脂質を制限し、ビタミン類を過不足なく取るようにします。
●下腿痙攣(かたいけいれん)
下腿痙攣は、カルシウム不足から生じることが多いです。
妊娠中は、胎児の発育のためにカルシウムは非常に重要です。カルシウムを豊富に含む食品として、牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの乳製品、小魚などを積極的にとるようにしましょう。
症状が深刻な場合は、医師によってカルシウム薬が投与されることもあります。
●立ちくらみ、貧血>
立ちくらみは、急に立ち上がった場合に起きやすいです。
また長時間立ちっぱなしでいることも良くありません。したがってゆっくりと立ち上がり、長時間立ちつづけないようにします。
貧血の疑いがある場合は鉄分を多く含む食品を食べるようにしましょう。
それでも改善されない場合は医師のもと鉄剤を処方してもらいましょう。