妊婦や乳児が受ける公共サービス
妊娠初期の活動
妊娠届けを提出すると母子手帳が配布され、母体や生まれてくる赤ちゃんを保護するための健康診断や、保健指導、母親学級の通知など、さまざまなサービスの紹介や連絡を受けることができます。
公共機関が妊産婦や乳幼児の健康を保護するために行う保健指導や健康診断は、ほとんどが無料、もしくは補助が出ます。
●妊婦検診
妊娠前期と後期に各1回ずつ、保健所で行われます。
無料です。
検査内容:身長、体重測定。尿検査。血液検査、など。
*異常が認められた場合には、役所の委託した医療機関での精密検査を無料で受けることができます。
●保健指導
出産、妊娠などに関するあらゆる疑問を受け付けてくれます。
不安や疑問はひとりで抱え込まず、相談しましょう。
母親学級での集団指導と個人指導、個人に対する保健相談など。
●乳幼児健診~3歳児検診
・生後3~6ヶ月と、9~11ヶ月、の2回の乳児検診。
・1歳6ヶ月の一般健康診断。
・3歳児検診。
*実施の場所や日時は連絡がきます。役所や保健所に問い合わせをすることもできます。
●定期予防接
保健所から日程などの連絡がきます。定期接種は、1994年の改正で「接種を受けるよう努めなければならない」とされ、義務でありません。本人または保護者が納得したうえで受けます。
現在、予防接種法で定期接種の対象となっているのは
1.ジフテリア、2.百日咳、3.ポリオ(急性灰白髄炎)、4.麻疹、5.風疹、6.日本脳炎、7.破傷風 の7つです。
BCGは、結核予防法の規定から定期接種と同様の扱いとなります。
これらは所定の期間内に受けることが望まれます。