妊娠前から葉酸を

葉酸含有食品サプリメントブームの日本ですが、葉酸の必要性を知っている人はどのくらいいるのでしょう。
葉酸が必要なのは、妊娠を希望している女性は特に必要です。
それも妊娠してからでなく妊娠前から・・・。

葉酸による効果を得るのが難しいのは、実は妊娠を知ってから摂取したのでは間に合わない可能性があるから。
赤ちゃんの神経管は受胎後3~5週のうちに形成されるので、多くの場合、妊娠が判明した時には神経管形成はほぼ完了してしまっているのです。
しかも、葉酸は水溶性ビタミンですから、体内での蓄積性が低い栄養素。
毎日一定量を摂取して、常に体内にある状態にしなければ、神経管欠損症のリスクを抑えることはできません。
ですから、葉酸サプリメントが必要になってくるのです。

欧米では、妊娠可能年齢の全ての女性に葉酸の摂取を呼び掛けています。
つまり、妊娠を希望する女性はもちろん、そうでない女性も、妊娠できる体であればその用意をしておくべきで、妊娠以降も続けるよう指導しています。

また、葉酸摂取はダウン症予防にもつながる可能性があるのです。
ダウン症は染色体異常による先天性疾患で、高齢出産によってそのリスクが上昇することがわかっています。
晩婚・高齢出産が増加する日本では注目すべき内容。
そのほか、葉酸は胎児の発育のさまざまな場面で大きく貢献することも明らかになっています。

元気な赤ちゃんを産む体づくりに必要不可欠な葉酸。
サプリメントをじょうずに摂り入れて、毎日欠かさず摂取するように心がけましょうね。

ピックアップ記事

関連記事